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投資顧問・別府孝男の株の話

即実践に役立って頂く為に、具体的にお話しております。
1では、「買いは必ず証券会社を経由しなければならない」を原則に基本を学習。
2では、価格表を見ながら、出来高がどのように増加しているかのポイントを学習。
3では、どのレベルの値位置が良いのかを学習。
4では、買い水準の重要性を学習。

今回5では、前回申しました具体的な例に基づき、6378木村化を6月28日751円指し値で買えたと言う仮定で、お話を進めます。
また、買えた水準より下落した時の心構えと、対処方法に入っていきましょう。

まず、ココをクリックしますと、6378東1木村化の価格表とチャートがありますので開くか、印刷をしてください。

6378木村化を6月28日751円で買いの仮定の条件でお話を進めましょう。
まず、確認事項です。買い水準は、良いかを再度確認しましょう。良くある事ですが、買いを入れる時は、買いたい気持ちが先行しますので、どうしても買いのレベルが甘くなるのが通常ですので再度チェックする事が重要です。

1.チャートを再度確認する。調べても横ばい状況で下値を固めている。
2.出来高増加(前日比)を確認する。6月18日、特に26日・27日で増加の確認は、良いと考えます。 再確認の結論この2つが重要ですが、この条件は、上昇する要因として、確認すべきことは行なっていると判断できる。

ここからが本日の重要な事項です。
1と2で確認をしたのにも関わらず買値(751円)より下落した場合の対処方法。
この2つの条件を銘柄選定の条件として行なった上で、下落してしまった場合が前提でお話します。簡単に申せば、「ここまで確認し、選定をした」というのが、常に選定の条件であると言う事を身につけてください。この事を踏まえた上で、対処方法を考えて見ましょう。
私は、よく講演会でも「逆張りの効く水準」というお話をします。この「逆張りの効く水準」とは、第一歩目の買い水準は、非常に重要でして、精一杯の神経を使い、日足は勿論、週足も含め買いを入れる水準を、今まで学習してきました「出来高増加と株価水準」を基に選定を行なった上でのお話です。ですから、「逆張りの効く水準」とは、下落しても買値近辺まで戻れる水準の事です。
株式は、確定する事項は何も無いからこそ、規準となるもの、言い換えれば、武器を身につけなければならないのです。その武器の一つが、皆様にお教えしております、「出来高増加のタイミング」と「値位置の良い水準」なわけです。

チャートをもう一度ご覧ください。今回は、仮定の買いが751円として買いを入れた場合において、この水準を割れた場合、次の対処をしてください。

3.株式は、買値の基準を見つけましたら、用意する資金の全額を一回で投入する事を避け、3回に分けて買いに行く姿勢を身に付けましょう。
4.2回目の買いレベルは、第一回目に購入した株価より、下落した時に逆 張り(平均買いコストを下げる意味があり、利益をもたらす有効な手段に成り得ます。)を入れます。 
私は、第一回目の逆張りは、買値より7%下落した時に買いを入れます。具体的に説明します。第一回目751円で購入をしておりますので、7%下は、698円となり、700円を割れたら、第一回目の逆張りを入れるようにします。
5.さらに、698円より7%下は、649円となり、650円を割れたら、 第二回目の買い水準と計画します。
6.また、第2回目の650円割れが無い場合は、用意した資金は使用しません。  
同じように別な銘柄の逆張りに使用するか、新たな銘柄に資金を回すようにします。
7.もし、4と5で同株数を逆張りしますと平均株価は、698円となり上昇転換し、第一回目の買値の751円に戻っただけで、159円の利益が得られたことになったわけです。
8.いま、159円の利益と申しましたが、買値に戻っただけでのお話で、チャートをご覧になればお分かりですが、スタート(最初の買い)時期を大事にし、そして、下がれば4番のように、買い下がる事で、結果大きな利益につながる可能性が秘められているわけです。

本日のまとめ
A:逆張りを入れる事により、買いコストも下がる。
B:但し、逆張りを入れるには、約束事がある。
約束事項a.逆張りが効くか効かないかは、銘柄を買う最初の第一歩目の株価水準が一番重要。(いくら逆張りをするからと言っても、株価水準が高い所から逆張りをしても効果は薄い。)b.過去の安値近辺まで調整をしているかを、日足・週足を必ず確認する。  
c.上記を確認し、ご自身でも、この株価の水準は、「逆張りの効く水準」だなと思える株価水準である事。(この考え方は、難しいでですが、あえて、この感覚が重要です。)
d.一つの銘柄の買入資金は、3回(なるべく7%ぐらい下がってから逆張りを入れたほうが、効果は大きいです。)ぐらいに分けて下を買い入れるようにする事。

※この逆張りの考え方に徹すれば、今までは、株価が下がれば嫌だと思っていた自分が、この逆張りを覚えると、もう少し買い増ししたいから「株価が下がればよいなあ」と思えるようになるはずです。株式が本当に楽になりますよ。

次回は、1回目から具体的にチャートと価格表を使用し、お話をしておりますが、今まで学習して頂いている事は、今後の投資成果に大きく影響があると思いますので、もう少し触れたいと思います。
by beppu600 | 2008-01-29 17:36 | 実践に役立てるために