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投資顧問・別府孝男の株の話

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先週は、「1:株式は、高くなってからでないと出来高は増えない」を説明致しましたが、本日は株式の事実の中の1から6の「2:株価が高くなればなるほど人気が出て出来高が増える」の対処方法を考えていきましょう。
この方法は、題目で申しましたように、当たり前のことですが、この当たり前の事を再確認することが、まるっきり違う株式投資に変身します。

なぜ、株価が高くなればなるほど人気が出て出来高が増えるのでしょう。
前回、高くなってからでないと出来高は増えないという説明はしましたが、株式は、高くなればなるほど人気が出る商品なわけですね。
皆様は安く買いたいと思っていても、株式が動きはじめますと、投資家の90%以上の方は、動き始めてから、投資を行ないます。
さらに、材料と証する情報が入りますと、もう止まりません。
株価は、人が人を呼び、安いところで買いたいとい願望は置き忘れ、前進あるのみ、株価に突進して行くわけです。
このような動きは、株式市場が続く限り、毎回行なわれる、新鮮な行動なわけです。
株価は当然上昇中でも、われ先に買いが入るわけですが、ここには、面白い現象が常に、毎回行なわれております。

この現象とは、
 a:投資家は上がる理由、上がっている理由を常に求める。
 b:理由がハッキリしないと動き難いという心理がある。
 c:逆に、理由がわかれば、今までの株価水準を忘れ、情
  報にのめり込む。
 d:その結果、勝手に、情報を膨らませる。
 e:その結果人が人を呼び、出来高は膨れ上がる。

この現象は毎回上昇している銘柄で行なわれているわけです。
と言うことは、前日まで、材料も材料としてまた、情報として、扱われなくても、株価が材料を呼び、情報として、歩かせているわけです。

ここで、重要なことは、ほとんどの事ですが、
 A:知りえない情報は知りえない事で、知りえない情報を
   あたかも知りえるところがあると、信じている投資家
   が多いということ。
 B:また、材料は動いてからではないと材料として、また、
   情報としての、取り扱いはしないと言うこと。

この2点をしっかりと見につけたしますと、次の結論になります。
株式は、どのような動きであろうと、出来高にすべての理由が詰まっていることに、気付くことです。
その結果、値位置と出来高に買い基準を見出すように成るはずです。

次回は1から6までの「3:株価のピークは、下がってからでないとわからない」の対処方法を考えていきましょう。
by beppu600 | 2006-08-18 15:10 | 株式の事実